2020年06月28日
ムシムシ蒸し蒸しな毎日が続いて嫌になってきますが、それでも誰かに必要とされれば喜んで屋根にのぼる輝匠の高橋です(; ・`д・´)
本日は漆喰(しっくい)について( ..)φ みなさんも一度は見たことがあるかと思いますが、漆喰とはこの部分です('ω')ノ 漆喰をよく見る場所の一つに、、日本のお城や蔵の壁があります
漆喰は燃えない、つまり耐火性があり火事を防ぐ役割があり古くから使用されてきました(縄文時代から('◇'))また、接着力もあり丈夫なので世界中で使われてきた歴史もあります。そして漆喰の主原料である消石灰は、二酸化炭素を吸収して固まっていくという特性があり、漆喰が呼吸をすることで乾燥や湿気を防ぐ効果があります。
種類も様々で、外壁用、屋根用、近年では室内の壁も漆喰仕上げのお宅も見受けられます!
そしてそして、シルガードや南蛮漆喰って、前述の漆喰となにが違うの?てことですが、
シルガード=南蛮漆喰 です。馬場商店さん(有名な屋根の材料屋さん)が発売している漆喰の一種です。
シルガードには防水性や強度が高くなるシリコンや油脂、粘土、等が含まれており、主に棟瓦を支える土台に使用されます。長い築年数の瓦屋根は、土台に漆喰ではなく土を使用しているので、棟の積み直しや修理にシルガードを使用することにより防水性と耐久性を高めているということです(^^!
画像のように土で積み上げた棟は、定期的にメンテナンスをしないと土が乾き崩れやすくなります。(すべての棟がこうなるとは限りませんのであしからず!!)
耐水性も高く長持ちもするなんて最高じゃないか!!という声も聞こえてきそうですが、前述にもあるように、シルガードにはいろいろと混ぜて耐久性等を高めているので、本来の漆喰に比べ、見た目(白さ、表面の滑らかさ)が劣り、透湿性も漆喰のほうが湿度の優れています(゜o゜)
なので土台には耐水、耐久性のあるシルガードを、面戸や鬼瓦の周り(図①の黄色の〇の部分)には漆喰を。適材適所 というわけです(・`д・´)‼
少し長くなりましたが、漆喰について少しでも理解していただけたらと思います ^^) _旦~~
蒸し暑く、ウイルス感染も終息していないですが、こういうときだからこそ前向きな考えを心掛け、少しでも必要とされる方々の力になれればと日々精進して参ります!!
それではまた(*^▽^*)
※プロ野球が開幕したので、ブログ更新は阪神の勝敗次第で内容の濃さが変動することをご容赦くださいますようお願い申し上げます。